【毒?】カリスマもツラいよ、多分ね(2)

こんばんは、妙子です。

カリスマさんの苦悩?のお話の続き。

カリスマさんが野に下る(?)のは、そんなに簡単じゃないみたいよっていうお話ですが、
そもそもカリスマさんは頭がよかったり、言葉に説得力があったり、人を引きつける力があったりと、とても優れた能力を持った方々です。
そして彼らの元に集う人々というのは、何らかの導きを求めてやってくる人たちなので、カリスマさんほどの能力を持っていなかったり、持っていてもそれに気がついていなかったり、心が疲れてたり弱ったりしています。

そんな仲間たちと新しい関係性のなかで、新しく何かをしようとするとどうなるか?
そもそも優秀な方なので、そうでない仲間に対して「どうしてこういう風にできないんだろう」とか思ってしまうのでしょう。結局リーダーとして旗振りをして皆を導き、フラットな関係とはほど遠くなってしまっています。

それぐらいならいいですが、「フラットな関係で」と言いながらも、カリスマさん自身が中心でトップダウンじゃない状況はありえないとばかりに仲間たちを従え、結局以前と何も変わっていないなんてこともあります。
「私達は同じですよ、対等ですよ」と言われたから、真に受けてタメ口聞いたら「ナメんなよ」としばかれるような感じでしょうか^^; そのカリスマさんにとって都合のよい「対等」を押しつけられてるだけです。

フラットな関係というのは案外難しいものです。なぜなら他者に「委ねる」ということをしなければならないからです。
自分の思い通りの結果を得ようと思っても、それぞれの個性と能力を持った人たちは、自分の思うように考え、行動するとは限らないからです。
思うような結果を得られなかった場合、その責任を取るのがカリスマさんだったりすると、当然のようにカリスマさんが意思決定をし、ジャッジをし、コントロールします。
これでは今までと変わっていませんね。

フラットでいるということは、まるで小学校のようであまり好きな言葉ではないですが、全体責任とする。それか親が子を育てるように、辛抱強く何が起こっても責任を持つ覚悟を持つ。それぐらいの覚悟が伴うと思います。

トップに立つのも大変だけれど、それを辞めるのも大変そうです。

#カリスマ #人間関係